臓器は若返る メタボリックドミノの真実 (朝日新書)という本があります。
著者は慶応大学医学部教授で、専門は高血圧、糖尿病血管合併症、抗加齢医学など。 サ
ブタイトルの「メタボリックドミノ」は著者の造語で、ドミノ倒しのようにメタボリックシンドロームが進行してしまうことを表している。
ちょっとした生活習慣の乱れ(食べ過ぎや運動不足など)が積み重なってしまうと 気づかぬうちに最初のドミノを倒しているのだそうだ。
では、“ドミノ倒し”を止める鍵は何か? そ
の答は、実は「ミトコンドリア」にある。 ミ
トコンドリア、という名前は知っていても、その役割を理解している人はほとんどいないのではないだろうか。
ミトコンドリアはATPを産生する。
ATP(アデノシン三リン酸)を作ることだろう。
これはエネルギーの電池のようなもので、筋肉を動かす時に必須の物質だ。
ミトコンドリアはこれを脂肪やブドウ糖から作る。 活
性酸素を消し去る機能があるため、活性酸素を処理します。
このしくみがうまく働かなくなる、つまりミトコンドリアの劣化すると そのまま体の老化につながるそうだ。
では、ミトコンドリアを活性化するにはどうすればいいのか。
その答は、ごくごくまともなことだった。 腹八分目、ちょっとキツイくらいの運動、規則正しい生活。
「なんだ、たったそれだけ?」と思うが、私は今まで言われている「健康によい心がけ」が、すべてミトコンドリアで説明できることに感動した。
アポトーシス(細胞死)を司る=適切な新陳代謝を図り、がんになりにくくする
そもそも、著者がそれに行き着いたのは、先天的にミトコンドリアがうまく働かない患者さんの症状がメタボリックシンドロームの経過に似ていると気づいたのがきっかけだったそうだ。
しかし多くの人は先天的に問題があるのではなく、生活習慣でミトコンドリアを自ら劣化させているのだ。
年齢に負けずイキイキと生きるのも、実年齢より早く老け込むのもある意味ミトコンドリア次第、と言える。
なぜ運動が体にいいのか、なぜ腹八分目がいいのか、きちんと説明されているので納得できる。
体のメカニズムについてしっかり記述してある分、解剖学の専門用語に慣れていないととっつきにくい面はあると思うが*1、
その辺りは適当に読み飛ばしても、後半をしっかり読むだけでも意味があると思う。
臓器は若返る メタボリックドミノの真実 (朝日新書)
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